【ニュース】12月30日〜1月8日

  • フセイン元大統領の死刑執行・「人道に対する罪」(日経2006/12/30)

バーレーン=加賀谷和樹】イラク政府は30日、イスラムシーア派住民を虐殺した「人道に対する罪」で死刑が確定していたフセイン元大統領(69)の絞首刑を執行した。国営テレビが伝えた。判決確定からわずか4日だった。ほぼ四半世紀にわたりイラクを恐怖政治で支配してきた独裁者は、自国の法廷で犯罪者として裁かれて生涯を終えた。
イラクのマリキ首相は求心力を得るために、旧政権を支えたイスラムスンニ派への元大統領の影響力を排除しようと死刑執行を急いだとみられる。ただ、スンニ派武装勢力の反発で治安がさらに悪化する恐れもある。裁判の公正さに対して、欧州各国や国際人権団体からの批判も広がりそうだ。
元大統領の絞首刑はバグダッド市内にある政府施設で同日午前6時(日本時間正午)ごろ、執行された。地元メディアによると、執行にはイラク高等法廷の判事や政府当局者、イスラム教聖職者の計7人が立ち会った。国営テレビでは執行直前の元大統領の姿と、処刑後の遺体の顔が映された。(19:25)

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20061231AT2M2901W30122006.html
フセイン大統領の死刑執行後、イラクでは内乱が起こっているもようで、様々な波及が続いているようです。

  • 台湾新幹線が開業 日本の技術初輸出、欧式と混合(朝日)

2007年01月05日14時12分

日本の新幹線システムが初めて海外に輸出された台湾高速鉄道台湾新幹線)が5日、開業した。台湾の南北の2大都市、台北と高雄間(345キロ)を最短90分で結ぶ高速列車の誕生を台湾メディアは「交通新紀元」と位置づけて、一番列車に乗り込む人たちを大きく取りあげている。だが、日本の新幹線が誇る「開業以来、鉄道事故による乗客の死傷者ゼロ」(JR東海)という実績も引き継ぐことができるか、台湾内には一抹の不安もあるようだ。
12両編成(定員約980人)の一番列車は5日午前7時(日本時間同8時)、台北郊外の板橋駅を出発した。白とオレンジのツートンカラーに黒い1本線が走る車両は「のぞみ」700系を改良した700T型。だが運転士の大半はフランスの高速鉄道TGVを運転していたフランス人だ。台湾人運転士の養成が開業時点では間に合わず、事業主体の台湾高速鉄道(台湾高鉄)が昨年5月に急きょ雇用した。一番列車の運転台に立ったパトリック・プルナーさんもフランスから。「少し戸惑ったけど、いまはすっかり慣れました。TGVより新幹線の運転席の方がずっと静かです」と語った。
台湾で90年代初めから計画された高速鉄道計画は、当初はフランス、ドイツの欧州連合が受注するとみられていた。99年に大地震に遭った台湾側が「地震にも強い日本の新幹線」を採用。逆転受注での初輸出となったが、通信や信号、ポイントなど随所に欧州式のシステムが残る。
このため台湾メディアは「日欧混合システム」の安全性に疑問を投げかける。開業が3回延期されたこともあって、大手テレビ局TVBSの調査によれば74%が「安全運転が心配」と答えている。
台湾高鉄はこうした不安や疑念をはらすためにも、5日から19日までは通常の半額料金でサービスする。1日に88往復の運行を目標としているが、運転士不足もあって開業当初は19往復。およそ1時間に1本の発車となる。最終駅の台北駅からの発着は早くて2月半ばの旧正月からになる見込み。

http://www.asahi.com/international/update/0105/010.html
台湾でのインフラ整備が進んでいるが、国内物流の発展となるかどうかは今後の推移を見守る必要があるだろう。

  • 釧路のうまい物全道、全国へ 新業態の食堂展開 「なごやか亭」経営の会社  2007/01/06 07:33(道新)

【釧路】回転ずしの「なごやか亭」などを経営する三ツ星レストランシステム(釧路、谷川富成社長)は、釧路の食をテーマにした新業態「文化食堂」(仮称)の店舗展開に乗り出す。こだわりの献立から庶民的な安価なメニューまでをそろえ、幅広い客層を想定。一号店を今年七月、札幌市北区新琴似に開店する。
「おいしい物がたくさんある釧路の食文化を、全道、全国へぜひ売り込みたい」(谷川社長)との考えから、新業態のスタートを決めた。
ミートソーススパゲティにトンカツをのせた「スパカツ」や、細めんの釧路ラーメンなど、釧路の味覚をメーンに据え、サンマやホッケはじめ、釧路で水揚げされた新鮮な魚介類を使った焼き魚定食や刺し身定食など、比較的高価な食材を使ったメニューも用意する。一方、カレーライスや牛丼など、安値メニューも取り入れる。
「だれもが値段や好みに応じて注文できるように」と約六十の献立をそろえ、価格帯も一品二百円台−千五百円台と幅を持たせ、既存の食堂チェーンとの差別化を図る。
店舗の内外装は木のぬくもりを生かし、一九七○年前後の雰囲気を出した造りにする。一号店は、同時期にオープンさせるなごやか亭新琴似店と隣接させ、四月に着工する。店舗面積は約二百三十平方メートル、客席数は八十席。札幌圏を中心に展開した後、全国出店を検討する。谷川社長は「全国展開の際には、釧路だけでなく、函館や旭川など道内各地の食文化を取り入れ、『北海道の食』をPRできる店にしたい」と話している。

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20070106&j=0024&k=200701067140
釧路発の企業が久しぶりにまた進出ですが、釧路にある店舗でも逆に各地域に展開して得たノウハウを取り入れて欲しいものです。

  • 年末年始のゲーム商戦、DSとWiiに勢い 2007/01/06(日経)

年末年始のゲーム商戦で、任天堂ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の勢いに差が出てきた。家電量販店などでは任天堂の「ニンテンドーDS」と「Wii(ウィー)」が入荷直後に売りきれる人気ぶり。一方、SCEの「プレイステーション3(PS3)」は年末入荷分の在庫を売り残した店舗が多いようだ。
ヨドバシカメラ仙台市内の店舗で2日から3日間でDSとWii、PS3を各3000台用意。WiiとDSは開店から1時間あまりで売り切れたが、PS3は5日時点でなお在庫を残している。PS3は5万―6万円と高価格なこともあり、購入客は20―30代の男性客が大半。ボーナス需要が中心の12月は品薄だったが、年始はお年玉を抱えた子供の姿が目立ち「任天堂の2機種に勢いがあった」という。 (07:00)

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070106AT1D0508V05012007.html
Wiiは手軽さで人間の動きを伴う点が面白いのだろうか。ソフトも充実しているようで早くやってみたいものです(^^)。

  • 名人は9連覇、クイーン2度目の防衛 競技かるた(朝日)

2007年01月06日19時44分

小倉百人一首かるた競技の日本一を決める第53期名人位・第51期クイーン位決定戦(全日本かるた協会主催)が6日、大津市近江神宮であった。名人位は、永世名人位にある東京都葛飾区の会社員西郷直樹さん(28)=6段=が、福井県あわら市の会社員土田雅さん(31)=7段=を下し、9連覇を果たした。
クイーン位では、大分県中津市の県立中津南高校2年、楠木早紀さん(17)=5段=が、大阪府池田市の団体職員、鋤納麻衣子さん(24)=6段=を破り、2度目の防衛に成功した。

http://www.asahi.com/life/update/0106/008.html
9連覇とは偉業だな。記録をどこまで伸ばすことが出来るか注目だ。

  • 「助役」3月限り 「副市長」に役職改称(朝日)

2007年01月06日11時46分

明治憲法下での市町村制の制定(1888年)以来、日本の地方自治制度の役職として定着してきた市町村の助役や収入役、都道府県の出納長が今年4月に廃止される。助役は副市長などと現代風に改称。自治体の会計管理者でありながら実際の業務が会計事務でないことも多い収入役、出納長はなくす。一方で、多忙な首長を支える「ナンバー2」の権限は拡大される。
昨年の通常国会で改正された地方自治法が今年4月1日施行される。
助役は、同法で市町村に1人置くよう定められている。ただ、条例で複数や不在にもできた。一般的に大きな市が複数にすることが多く、行政改革を進める自治体は設置しない傾向にある。
副市長は、すでに札幌、横浜、福岡市など大都市の一部が対外的な呼称として使っている。副知事や副市町村長は新たに、ナンバー2として首長から事務の執行権限の一部を委任されて政策や企画などを執行できるようになる。
会計をつかさどる収入役は、10万人以上の市で設置義務があるが、10万人未満の市町村では条例で首長か助役が担うようにもできた。
07年度から会計責任は首長自身に移る。北海道夕張市をはじめ自治体の破綻(はたん)などが起きている中で、トップの「経営責任」を明確にした形だ。
また、地方自治体の中には法施行に合わせて、助役2人の現体制を、副市長3人にする(名古屋市)など、執行部の充実や強化をはかる動きが出てきている。

http://www.asahi.com/politics/update/0106/004.html
「助役」「収入役」はいまいちわかりにくい制度だけに、この改正には賛成。