【ニュース】3月5日〜3月11日

  • 日経平均、大幅続落・575円安の1万6642円 (3/5 日経)

5日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に5日続落した。終値は前週末比575円68銭(3.34%)安の1万6642円25銭で、昨年6月13日の614円安以来の大きな下落幅を記録した。5日間の下落幅は合計で1573円、下落率は8.6%となった。前週末の米株式相場の下落や外国為替市場で円相場が上昇したことが嫌気された。後場からはアジア市場の主要な株価指数下落を警戒する声が強まった。東証株価指数(TOPIX)も大幅続落。終値は前週末比58.88ポイント安の1662.71と、下落幅は2004年5月10日の65.35ポイント安以来の大幅な下げとなった。
外国為替市場で1ドル=115円台半ばまで円相場が上昇した。これまでの低金利の円で資金調達し、高金利の海外資産で運用する「円借り取引」が逆回転しているとの指摘が出ている。
東証1部の売買代金は概算で3兆9428億円、売買高は30億2609万株。値下がり銘柄数は1694、値上がりは27、変わらずは10銘柄だった。〔NQN〕 (15:42)

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070305NTE2INK0405032007.html

最近また少し持ち直したようですが、一時はどうなることかと思いました。

タレント飯島愛(34)が4日、レギュラーを務めるTBSの情報番組「サンデージャポン」(日曜前10・00)に出演した。注目の引退報道について「レギュラー番組などで来週には私の口からちゃんと報告します」と話し、今月末にも引退する方向で調整していることを認めた。
番組では、司会の爆笑問題が飯島の引退を報じるスポニチ本紙を掲げながら「どうなの?」と質問。飯島は「いつか辞めたいと思っている」と話し、ほかの出演者に「辞めたくなる時ない?」と聞く場面もあった。引退への決意は固いようだが、その理由については語らなかった。
スポニチ

http://news.i-revo.jp/news/004/SPN/20070305/0305006002.html

突然の引退宣言でびっくりですが、果たして注目の引退理由とは何なのでしょうか??
ワイドショーでやってないかな?

東京新聞は8日付朝刊で、約半世紀に渡り連載してきた人気漫画「ほのぼの君」を終了する。作者の佃公彦さん(77)の体調不良のため。同日掲載の最終回で計1万5451回に達し、新聞連載の漫画としては史上最長という。「ほのぼの君」は1956年から62年まで東京新聞で連載。自然の中で動物と戯れる子どもを描いて評判を呼んだ。70年からは各地の新聞に拡大。近年も6紙が掲載していた。
共同通信

http://news.i-revo.jp/news/004/KDT/20070308/000074.html

北海道新聞にも掲載されていた「ほのぼの君」。小学生の頃は新聞に連載された4コマ(だけ?)を楽しみにしていたもので残念ですが、作者の佃公彦さんには本当に長い間ご苦労様と言いたいです。

  • イオン・ダイエー連合を正式合意=売上高6兆円超の流通グループ誕生(3/9 Yahooニュースより)

3月9日19時1分配信 時事通信

丸紅傘下で経営再建中のダイエーとスーパー最大手のイオンは9日、資本・業務提携したと正式発表した。両社の連結売上高の合計は6兆円を上回り、セブン&アイ・ホールディングスをしのぐ国内最大の流通グループが誕生。3社は今後、協力してダイエー再建を進める。
イオンはダイエー筆頭株主の丸紅が保有するダイエー株を議決権ベースで約15%、ダイエーが持つ子会社の食品スーパー、マルエツ株の同約21%を3月末までに取得し、ともに第2位株主となる。イオンの取得金額はダイエー株が462億円、マルエツ株が165億円。丸紅のダイエーへの出資比率は29%強に下がる。
イオンはダイエーに取締役2人と監査役1人を派遣する。商品の共通仕入れ、共通開発の扱い額は両社で年間3000億円を目指す。また、イオンが持つ店舗システムの共同利用や、物流施設の統廃合でコスト削減を進める。 
最終更新:3月9日21時0分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070309-00000151-jij-bus_all

  • イオンとダイエーと丸紅、資本・業務提携で合意(3/9日経プレスリリース)

イオン・ダイエー・丸紅による資本・業務提携に関するお知らせ
本日、イオン株式会社(以下、イオン)、株式会社ダイエー(以下、ダイエー)および丸紅株式会社(以下、丸紅)は、資本・業務提携を行うことについて合意いたしましたので、ご案内いたします。
イオン、ダイエーおよび丸紅は、2006年10月13日付けで締結した資本・業務提携の独占交渉に関する覚書に基づき、業務提携検討委員会を設置の上、精力的に協議・検討を行ってまいりました。
その結果、イオンとダイエーが共通に有するお客さま第一主義の基本理念のもと、互いの暖簾を尊重しつつ協力・協業していくことにより、ダイエーの早期再生を実現するとともに、両社が、さらなる企業価値の向上を達成することが可能であるとの結論に至りました。
この業務提携契約の締結を受けて、丸紅が保有するダイエーの株式の一部(15%)をイオンに譲渡すること、ならびにダイエー保有するマルエツの株式の一部(20%)をイオンに譲渡することについても合意しました。
さらに、イオンと丸紅は両社の信頼・協力関係を一層強固なものとするため、夫々の保有する経営資源を有効に活用し、両社の取引・取組関係の深化を図ることが、両社の企業価値を高めることに繋がるとの認識で一致し、互いに株式を持ち合うことについても合意いたしました。
今回の一連の取組みにより、イオングループダイエーグループ併せて6兆円を超える営業収益の小売連合が誕生することになります。両グループは、スケールメリットを活かした取組みを推進し、夫々が有する経営資源・ノウハウの共有化により、効率化を推進するとともにさまざまな改革をスピードアップしていきます。また、丸紅は両社と関係の深い総合商社として、あらゆる機能を発揮し、さまざまな提案とサービスを提供していきます。
国内流通業界は激動の中にありますが、3社が一体となって協業・協力することにより、日本の流通を変革していくことで、イオンならびにダイエーは、お客さまへの提案力およびサービスレベルを向上させ、お客さまにより一層のご支持がいただける小売業として、更なる発展を目指してまいります。
引続き、お客さま並びにお取引先様をはじめとする関係各位のご指導・ご鞭撻をお願い申し上げます。

※「業務提携の骨子」など詳細は添付資料を参照

http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=155080&lindID=2

再編が進む流通業界にまたしてもビックニュースですね。
小売・スーパー部門ではイオンの一人勝ち状態が続いていると言っても過言ではないでしょう。
雇用の面でも65歳定年制をとっていくことを表明しているなど、躍進を続けるイオンに今後も注目です。

  • 女流独立に「待った」…日本将棋連盟が意思確認文書送付(3/9 Yahooニュースより)

3月9日8時2分配信 スポーツ報知

将棋の女流棋士の独立問題について、日本将棋連盟理事会が、女流棋士に「連盟に残留するか」「移籍するか」の決断をを迫る文書を送付していることが8日までに分かった。現在、女流棋士会(53人)は、準備委員会を中心に新法人設立の準備作業を進めている。この文書はそれに“待った”をかける形。回答は22日までと区切っており、女流棋士会の分裂の可能性も出てきた。
問題の文書は米長邦雄同連盟会長名で7日に郵送された。それによると、女流棋士の相当数が連盟に残留を希望するようになったと前置き。連盟に残った場合、棋戦の対局の権利を保証した上、従来通り、連盟関連イベントへの協力依頼もしていくという。一方、新法人へ移籍した場合は、対局の権利については、スポンサー、連盟、新法人の三者で決めていく−などとしている。
女流棋士の独立問題については、昨年12月、女流棋士会が臨時総会を開き、新法人設立について賛成44(委任13)、反対1、棄権8の圧倒的多数で準備委員会を設置した。連盟理事会にもその旨を申し入れ「前向きに対処する」との回答を得ている。現在、準備委員10人が中心となり、棋戦の自主運営などを目ざして、精力的に独立への準備作業を進めてきていた。
今回の文書について同連盟の中原誠副会長は「理事会としては女流の独立は全員一致を望んでいた。しかし準備委員会は弁護士を前面に立てて協議に当たったり、寄付、発起人、賛同人集めなどの準備に行き過ぎた面があり、女流の中に、反対、慎重派が増えたため、これ以上、放置できなくなった」と説明する。
これに対して、準備委員会側は「女流の圧倒的多数の賛成で決め、一生懸命、法人設立に向け準備作業を進めてきました。その中途で、連盟はこうした行動に出てきました。まるで踏み絵です。これじゃあ女流はいつまでたっても自分のことを自分で決められない。心外です」と怒りをあらわにした。
最終更新:3月9日8時2分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070309-00000082-sph-soci

女流棋界が独立することが日本将棋連盟にとって面白くないのでしょうか??と思われても仕方のないような出来事だと思います。
これまで男性棋士に隠れてあまり目だつことのなかった女流棋界ですが、発展のためにも自分は女流棋界の独立を支持します。自分たちでやっていくと言う姿勢を支持するのは自然なことだと思うのですが・・・。

  • ゲイツ会長、13年連続の1位・世界富豪番付 (3/9 日経)

経済誌フォーブスは8日、10億ドル(約1170億円)以上の資産を持つ2006年版の世界富豪者リストを公表した。1位は560億ドルを持つマイクロソフトビル・ゲイツ会長で、13年連続首位。同誌が1987年に実施した初回調査で世界一となった堤義明コクド前会長が圏外となったほか、インド人(36人)が日本人(24人)を初めて上回るなど、日本勢の退潮が目立った。
2位は著名投資家のウォーレン・バフェット氏(520億ドル)、3位はメキシコで通信事業を営むカルロス・スリム・エルー氏(490億ドル)で前年と変わらない。前年6位のマイクロソフト共同創業者のポール・アレン氏は事業投資の不振などで19位に転落。デルのマイケル・デル会長は株価低迷で12位から30位に落ちた。
日本人の最高位は、58億ドルの資産を持ち129位になったソフトバンク孫正義社長。対象者が29人から24人に減るなど日本の低迷について、同誌のルイザ・クロール担当編集者は「不動産バブルの後遺症から抜け切れていないため」と説明した。(ニューヨーク=八田亮一) (10:39)

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070309AT2M0900509032007.html

13年も連続で首位をキープするのは「凄い」では表現しきれないほど凄いことですね。

日本マクドナルドホールディングスが9日発表した2月の既存店売上高は12.4%増となり、5カ月ぶりに2ケタ増となった。期間限定の大型ハンバーガー「メガマック」や朝食の新メニュー「マックグリドル」が好調で、客数が9.4%と大幅に伸びたことが寄与した。
前回に2ケタ増だった2006年9月(12.0%)も上回り、単月の増加率としては1996年1月の14.0%増に次ぐ高さになった。
今年2月はハンバーグ4枚をパンに挟んだメガマックが話題を呼び、店舗ごとに販売数量を限定するほどのヒット商品となった。マックグリドルの販売で朝食帯の売上高が前年同月比3割弱伸びたことも数字を押し上げた。コーヒーの無料販売キャンペーンや24時間などの営業時間延長も奏功したようだ。(20:00)

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20070309AT1D0901R09032007.html

メガマックの好調は続いているようでして・・・
自分はまだ一回も食したことがありません。あのボリュームを見るとカロリーが気になるところですが、朝飯ならば食べてみたいな、とは思っています・・・。

最盛期に比べてスポット量こそ減少したものの、「ポッキー」への人気が根強い。3月度のテレビCM好感度ランキング(高校生総合)でも前月に続きトップにランクインしている。ふとした瞬間に頭の中で繰り返される印象的なフレーズと、つい踊ってみたくなるユニークなダンスが醸し出す“余韻”が、この“長寿”の秘密ではないだろうか。
3位に登場してきたのは、ソフトバンクの「ホワイトプラン」を告知する「野球選手」篇だ。ハリウッドスターを起用したり、ドラマチックなストーリーのものがあったりと、さまざまなタイプのCMをオンエアしている同社。話題となった「予想外」シリーズ以来となる、コミカルな路線を打ちだしてきた。
しかも、キャスティングは傘下の福岡ソフトバンクホークスの選手たち。当然演技に関しては全くの素人であるわけだが、それが逆に“架空の新加入外国人選手・ホワイト”の“軽さ”と相まって、独特の間を形成している。
ソフトバンクホークスの選手が出ていて気になる。内容も面白い」(神奈川県/女性)「ホワイトという外国人とホークスの一流選手のやり取りがなんとも絶妙」(埼玉県/男性)。人気再興を模索中のプロ野球界だが、こういった“顔見せ”も、親しみやすさという点から突破口のひとつとなりそうに思えるのだが…。
ロッテの人気商品「プラスX」「ガーナチョコレート」が上昇した背景には、女性層からの得票が絡んでいる。「プラスX」については、出演者がKAT-TUNということを考えても、女性が注目するのは自然な成り行きに思える。
しかし、「ガーナ」はバレンタインデー直前(調査時期)という要素を加味しても、男性タレント不在のCMに注目が集まったことは非常に興味深い。長澤まさみという女優の幅広い人気度を改めて知らせる結果だといえるだろう。「赤って結構強くてきつい色というイメージがあったけれど、長澤まさみちゃんと森迫永依ちゃんのかわいさで優しい感じの雰囲気だった」(東京都/女性)。彼女の“旬”はまだまだ続きそうだ。

http://www.oricon.co.jp/news/confidence/42558/

※ランキング表はこちら↓↓
http://www.oricon.co.jp/news/confidence/42558/#rk

ソフトバンクCMも興味深いですが、やっぱりポッキーCMでしょう。
オレンジレンジの躍動感溢れる音楽に新垣結衣の躍動感溢れるダンスはいつ見ても気持ちよいですね。

  • 農水省:松岡発言「水道水飲む人いない」に苦情7件(3/9 毎日)

松岡利勝農相が9日午前の閣議後会見で、議員会館事務所の「光熱水費」をめぐり「今、水道水を飲んでいる人はほとんどいない」と発言したことに対し、農水省報道室に同日、国民からの苦情電話が7本あった。「水道水を飲んでいる人もいるのに」「浄水器を買えということか」などの内容だったという。
一方、松岡農相は10日に予定していた愛知県田原市の酪農家の視察を急きょ取りやめた。「9日になって本省から、急な国会対応のため中止すると連絡があった」(東海農政局)という。光熱水費問題でのメディアの取材を避けるため、公の行動を控えたとの見方も出ている。【位川一郎】
毎日新聞 2007年3月9日 23時10分

http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070310k0000m010147000c.html

またしても失言模様。日本のお国を支えている人なのだから、発言には気を使って欲しいものです。

  • 夕張市:後藤市長が不出馬 再建団体移行で責任とり(3/9 毎日)

「今期をもって引退する」と表明する後藤市長=夕張市役所で9日午前11時32分、吉田競撮影 北海道夕張市後藤健二市長(65)は9日開会した夕張定例市議会で、財政再建団体移行の責任をとって、4月の市長選に立候補しないことを表明した。後藤市長の不出馬表明を受け、各党、団体の候補者選考は本格化するが、市幹部や市議は財政再建団体移行への責任を問われる立場であり、擁立作業は難航しそうだ。
この日の市議会で後藤市長は「今期をもって引退を決意しました」と述べ、財政再建団体移行後は新しい指導者に任せたいとの意向を示した。
後藤市長は今月初め、後援会や推薦団体の夕張商工連盟、連合夕張、夕張市農民協議会の関係者に「再建団体移行や市職員の大幅削減の責任を感じている」と伝えた。財政再建団体に移行した今月6日には「計画の同意を得、市長としての責任は一定程度果たされたと思う」と話していた。
後藤市長は夕張市出身。市総務部長、助役などを経て03年4月の同市長選で初当選した。
同市長選には、元千葉県野田市議の男性が出馬表明しているほか、12人が事前説明会に出席したり、書類を請求している。うち市内居住者は1人だけ。実際に何人が立候補するかの見通しは立っていない。【吉田競】
◇市民複雑な表情 
「もう一期やるべきだった」「辞めて当然だ」−−。財政再建団体移行の責任をとって、市長選(4月15日告示、22日投開票)への不出馬を表明した後藤健二夕張市長(65)。18年間の長い苦難の道のりが始まったばかりだけに、市民は複雑な心境をのぞかせた。
NPO法人「ゆうばり観光協会」の佐々木正忠理事(75)は「残念というよりも失望。夕張市が一つにまとまり始めていたのに……。再建への道筋をつけた本人なので、もう一期してほしかった」。また、多くの立候補の動きがあることについて、「市内から(まだ正式に)立候補する人がいないことが不安。冗談半分で出てこられても困る」と表情を曇らせた。
自営業、笹谷達朗さん(48)=同市本町=は「過去の清算として責任を取ることは当然。後藤市長は再建には手腕を発揮できない。国の言いなりにならず、市を背負って立つ人に市長となってほしい」と期待を込めた。
自己破産した市の第三セクターが運営した観光施設「石炭博物館」の青木隆夫・元館長(55)は「前市長から引き継いだ立場もあり、後藤市長一人の責任だけではない。環境が違えば、力を発揮できた市長だったはず。(不出馬宣言については)当然とも残念とも、何とも言えない気持ち」と複雑な心情を吐露した。
市議会には市民10数人が傍聴に訪れた。市内の主婦(74)は「辞めるのはおかしい。がっかりした。市民と苦楽をともにしながら、明るい方向へ歩んでほしかった」。後藤市長が不出馬の意向を述べると、傍聴席の市民からは「ひきょう」「逃げたか」の声が上がった。【水戸健一】
毎日新聞 2007年3月9日 13時34分 (最終更新時間 3月9日 14時09分)

http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070309k0000e010078000c.html

不出馬には賛否両論あるようですが、後藤市長も疲れちゃったのかな??
市長選挙には市外からの複数の候補が立候補するような状況との事です。「地元のことは地元の人が一番良く知っている」という意見もわかりますが、第三者的な視点でみることも重要だと思う部分もあり、難しいところではあるようですが。

  • 農地:「面的集積」目指し、仲介機関を全市町村に 農水省(3/10 毎日)

農地の「面的集積」 農林水産省は、分散した農地を再編成してまとまった形で利用できるようにする「面的集積」のために、農地の貸手と借り手を仲介する第三者機関を、市町村単位で全国に設置する方針を固めた。
農水省は、農業経営を規模の大きな農家・法人(担い手)に集約して効率を上げる農政改革に取り組んでいる。担い手が、高齢化などで耕作をやめる農家から農地を借りる形態が中心だ。しかし、担い手への農地の集積はそれなりに進んでいるものの、農地が分散し作業効率が上がらないことが、全国的な課題になっている。
このため、農水省は「農地政策に関する有識者会議」で対策を検討している。9日の会合では、面的集積を促す仲介機関の必要性を確認した。この仲介機関は、地域で貸し出される農地をいったん借り受け、まとめて担い手に再配分する。農地を誰に貸すかは、仲介機関に委ねられるため、貸手と借り手が直接契約するのに比べて農地の分散が避けられる。
現行制度の下でも「農地保有合理化法人」が仲介機能を持っているが、市町村レベルで同法人になっているのは市町村農業公社、農協、市町村など564にとどまり、仲介した実績も少ない。このため、農水省は、既存の機関の機能強化が可能か、新たな形態の法人が必要かなどを検討したうえで、全市町村に仲介機関が設置されることを目指す。【位川一郎】
毎日新聞 2007年3月10日 19時47分 (最終更新時間 3月11日 0時12分)

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/wadai/news/20070311k0000m020044000c.html

理屈的にはわかりますが現実に使う人(農業者)の現実もあり、このシステムがどの程度機能するかは、実際に運用されてみないとなんともいえないでしょうね。